断酒・卒酒 壊れる自分に縁を切るブログ

断酒します。28年ほど飲んできたお酒をやめます。自分では陽気で楽しいだけの酔っ払いかと思っていたのですが、間違いに気づきました。大切な妻・親戚に迷惑をかけている酔っ払いでした。

酒をやめてでよかった

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妻が急遽手術、入院する事となった。

そして現在、妻は手術中です。

僕は今、家族待合室に一人。

 

飲酒の習慣が続いていたら、

救急外来に連れて行くことも、

その後、救急車搬送での同乗、

病院についてから手術までの時間で妻と話すこともなく、

酔い潰れて家で寝てたのではないかと思う。

 

改めて酒をやめてよかったと思った。

 

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手術を終え、丸一日がたった。

妻と先生の説明を聞き、血液検査の数値、足の画像からも、命が危険な状態であることの説明を受けた。

それとMRIの画像から小さな脳梗塞(これは近所の病院でだったかな?)の跡が見えるこ、

まずは今ある悪い部分を排除しなければならないこと。

それをしても、膝関節から下を切除しなければならなくなること。

妻と僕二人で淡々と聞いていた。

 

手術が終わり、妻は麻酔からまだ冷めずICUで経過を見られている

僕は、執刀医の先生から改めて命が危険にさらされていること、思っていた状態よりも悪く、少なくとも膝から下はやはり切除しなくてならないことを聞いた。

僕はここでやっと事の重大性についてリアルに感じ取れたのかもしれない。

 

説明の後、ICUでまだ麻酔の効いた状態の妻と会い、話しかけた。

「治ったら、湯布院温泉にいこう」

安曇野にも行こうな」

「俺はさ、家族3人でドライブするのが一番好き」

「カラオケで大きな声で怒鳴るように歌うのではなく、あなたが望んでたように優しく歌うね。俺に惚れ直しちゃうぞ」

「体がだるいのに一生懸命、家事をやってくれてたんだね、ありがとうね」

 

両眼を閉じているからまだ麻酔が効いているのだろうと思っていたが、妻は僕は話しかけるたびに頷いてくれた。

 

その後、夜勤から日勤の交代引継ぎの時間だからとICUを出されたので、自宅に戻ることにした。

娘を妻の実家に預けるため、実家まで歩いて行った。

娘は妻が病院に行くときにギュッと抱きしめてほしかったと悔やんで泣いた。

僕も娘の気持ちを想うととてもつらい

 

 

午後、妻の母を連れ、妻の面会に来た。

担当の看護師さんの話では、経過は良好であり、そのためICUから一般病棟に部屋が移されたこと。投与している薬が効きてくれて、数値が落ち着いたこと。そのため数値が落ちすぎないよう一時止めるとのこと。

妻は麻酔から覚めていたが、まだよほど眠いらしく、子どもことでやるべきことの話をしたあたりで妻には眠ってもらうことにした。

僕と妻の母は「経過は良好」であることに喜び、妻のスヤスヤとした寝顔に安ど感を覚えながら面会時間を終えることにした。

 

仕事場に戻り夜まで仮眠、その後、娘の面倒を見てもらっている、妻の母のいる実家へ。

寂しく不安であったであろう、娘と手を握りながら眠ることができた。

 

まだ悪いところが残っているので先の手術を少なくとも一回、経過によっては同手術をもう一回。だが結局、膝から下は切除になる。

治療はそれだけでなく体中に炎症が回っているとのこと。

命に係わることの治療は抗生剤を含めたこれからになる。

 

何よりも娘のために生きてほしい。

そして僕の為に生きてほしい。

 

膝下が切除されても、生きてさえいてくれたら、僕が妻に合わせてゆっくり歩けばいい。

家族三人ででゆっくり歩けばまた違った幸せが見つけられると思う。

 

何処かにお出掛けした時も妻と同じ視点に立ち一緒に同じものを見て楽しもう。

例えていうなら、妻には登れない山があり、僕が登れるような山であったとしても、妻が行けるところまで行き、二人で一緒に同じ景色をあーだこーだと言って笑って楽しもう。

僕らは夫婦なんだ。二人で一つなんだと思っている。

 

妻のいないガランとした家には帰りたくない。怖いのだ。

 

妻が命を取り留めて家に帰ってきてくれたら、妻の生活のしやすい物件を探そう。

 そのためにも、僕は勉強、検証していることを身につけよう。

 

人は誰でも疲れると、やるべきことをしようとする意志力が弱くなる。

妻はそれが持病ゆえ人よりもその意志力の垣根が低く、この数年、持病を放っておいたため持病の数値が高くなり、より意志力の垣根が低くなっていったのだと思う。

 

そうとなれば、対策は立てられる。

妻が帰ってきてくれたら、本来妻が数値を自己管理し病院へ行くことではあるが、僕が定期的に病院に連れていくこと。

また彼女が「疲れた」「お風呂入りたい」「癒されたい」を頻繁に声にする時、部屋が散らかりすぎたり、身だしなみがだらしなくなり過ぎる時は、持病の数値が高くなっていると考え、たとえ妻が病院に行かなくてもいいと言っても無理にでも連れていくことにする。

ドライブや気分転換はその次にする。

そうすれば二度と最悪の事態にはならないはずだ。

 

 

アルコール漬けの頭でなく、少なくとも素面の頭で過ごすべき時間を過ごしている。

少なからず、その点は酒を止めていてよかったし、妻にも呆れられないだろう。 

 

病院からの呼び出しの電話がかかってこないことを願っている。

 

<追伸 1月20日>

年末年始に主治医から外泊許可が出るぐらいに体調が回復、

現在は自宅に戻っての生活ができるように日々リハビリに励んでいます。

この2か月余は、わずか3、4日しかたってないように感じてた。

 

 

 

意志力参考  

スタンフォードの自分を変える教室 ケリー・マクゴニガル著

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